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マーティン・ヘイズ&デニス・カヒル  
Martin Hayes & Dennis Cahill  official site


 アイリッシュ・フィドルの名匠マーティン・ヘイズと、アメリカ人ギタリスト、デニス・カヒルの演奏は、たぐいまれな音楽的きずなを感じさせ、それがかれ らを、現在もっとも鮮烈な印象を残すデュオとしている。伝統音楽をその枠内ぎりぎりまで拡張しつつ、徐々に燃え上がらせて聴衆を魅了することを通し、かれ らは国際的に高い評価を得てきた。このふたりは、アイルランド伝統音楽の扉を開き、永く醸成されてきたその純粋さを解き放って、クラシック、ブルース、 ジャズの世界から汲み取った感性と融合させる。 評論・推薦 文など




マー ティン・ヘイズ  Martin Hayes;フィドル

 1962年アイルランド南西部クレア州の音楽一家に生まれ、幼い頃からフィドルを学ぶ。父 P・J・ヘイズは、長年、地元の歴史あるケーリーバンド(ダンスの伴奏を専門とするバンド)「タラ・ケーリーバンド」のリーダー格として活躍。マーティン も14歳の頃から一緒にツアーに参加するようになる。20代後半で単身、アメリカに渡り、ロック、ジャズ、フュージョンなど、さまざまなジャンルの音楽を 体験する。その頃、デニス・カヒルに出会い、一緒に演奏を始める。実験的なロック・バンドを経た後、伝統というルーツに立ち返り、新たな音楽活動を開始す る。
 1993年と95年にソロ・アルバムを発表し、その後デニス・カヒルとのデュオで3枚のアルバムを作っている。2008年、アイルランドの伝統音楽界の グラミー賞ともいえるTG4のアワードにおいて「ミュージシャン・オブ・ジ・イヤー」を受賞。

クレア地方の音楽 〜 マーティン・ヘイズの音楽の原点

デ ニス・カヒル  Dennis Cahill;ギター

 アイルランド系移民の多い、米国シカゴに生まれる。両親はアイルランド南部ケリー州ディングル半島の出身である。デニスは、シカゴの由緒ある音楽大学で 学んだ後、地元の音楽シーンで活動を始め、クラシック、ブルース、ロックなど幅広いジャンルに熟達したギタリストとして知られるようになる。
 マーティン・ヘイズとの出会いにより、伝統音楽に回帰する中で、独自のスタイルを作り上げてきた。彼の革新的な伴奏スタイルは、アイルランド伝統音楽に おけるギターの存在を大きく前進させるものとして広く認知されている。マーティン・ヘイズとのデュオで活動する他、リズ・キャロル、アイリーン・アイ ヴァース、 ケヴィン・バークといった高名なフィドラーたちとも共演している。